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 KVCT-1000混乱期中頃に開発された第三世代CTである。USSSR軍重攻撃用CTとして開発され要塞や宇宙艦艇への攻撃用に重火器が装備されている。大戦期の初期には既に旧式化しつつあったものの重CTとしての装甲と火力を生かして終戦までUSSSRで運用され続けた。非公式の愛称はクヴァッシア(Квассия / Kvassiya)。


基本構成[]

 機体は正六面体で前面にメインの正方形光波センサー1基とサブの小型円形光波センサー1基と同軸レーザー点射砲が装備されている。前面の同軸レーザー点射砲は光学照準として装備されているが出力次第で金属などの切断などの工作任務にも使用できる。全面上部には連装式の電磁投射砲の砲口が水平に並んでいる。機体背面にはコックピットハッチ、機体上面にはマルチディスチャージャが垂直に装備されている。コアコンポーネントは完全な第三世代CTの構成だがその重装甲と高火力から第四世代CTとも互角に渡り合った。

特徴[]

 第三世代CTらしくシンプルな構造のコアコンポーネントから高い生産性整備性耐久性を持つ。機体表面の装甲は非常に厚く、機体の内蔵火器には対宇宙艦艇攻撃を想定した大口径のものが採用されていた。また度重なる改修と改良により機体の性能は高められている。

 KVCTは火力と防御力を追求したCTであり、全体重量は非常に重くなっている。その為宇宙空間では機体の慣性制御が難しく、地上では酷く鈍足になり脚部に対する負担が大きく稼動限界時間は短くなってしまった。また砲と弾薬、スラスターと燃料を搭載した巨大な機体は装甲が貫通されれば誘爆しかねない内部構造となっている。のちに改良が進められ引火率や誘爆率が低下したものの弾薬と燃料の搭載可能量は減少している。

 混乱期の中頃に開発された機体であり大戦期には既に旧式化しており、搭載した対艦砲と重装甲で第四世代CTと互角に戦闘していたが大戦期も中頃に近づくと火力と装甲だけでは対抗できなくなり始めており、後継機であるISCTとの入れ替えが急速に推し進められている。

歴史[]

 重攻撃用CTであるKVCTシリーズ高速奇襲用に開発されたBCTシリーズと連携した戦術方針に基づいて開発された。巨大な機体に大型電磁投射砲を搭載し、艦載砲の至近射に耐えうる重装甲を持つKVCTは並みのCTでは対抗し得ない機体として畏怖された。

試作型・試験型[]

Sbj 10.005

試作重CT。CT-3500の機体を流用した試作機。軽砲塔を廃して重砲を一基のみ搭載している。

Sbj 10.110

試作重CT。Sbj 10.005の発展型。機体を新たに設計している。

Sbj 10.120

試作重CT。KVCT-1000の原型機。重砲を廃し、3連装電磁投射砲を1基搭載している。

Sbj 10.240 / KVCT-4000

超重型。更に機体を巨大化し装甲と武装を強化した機体。

Sbj 10.250 / KVCT-5000

超々重型。更に機体を巨大化し装甲と武装を強化した機体。

改良型・発展型[]

KVCT-1000-3.9

初期生産型。連装電磁投射砲を1基搭載している。

KVCT-1000-4.0

前期生産型。

KVCT-1000-4.1

中期生産型。3連装電磁投射砲を1基搭載している。

KVCT-1000-4.15 / KVCT-1000E

装甲強化型。新たに専用の盾が装備されている。

KVCT-1000-4.2

後期生産型。4連装電磁投射砲を1基搭載している。

KVCT-1000-4.3

最終生産型。4連装電磁投射砲の砲身を延長し、機体側面に着脱式のロケットランチャーを装備している。

KVCT-1000-4.4 / KVCT-1000E2

装甲強化型。専用の盾が装備されている。

KVCT-1000-4.5 / KVCT-1000S

機動力強化型。機体背面に着脱式大型スラスターを2基装備している。

KVCT-1000M

近代化改修型。新型FCSを搭載しCT用携帯火器に対応している。

派生型[]

KVCT-1000S[]

軽量型。

KVCT-1200[]

防御支援型。標準搭載砲を廃して大型シールドクラウドディスチャージャーを装備している。

KVCT-1500

小改修型。機体部品の一部を品質の良い他国製のものに交換されている。

KVCT-2000

対艦攻撃型。標準搭載砲を廃して旧式化した宇宙艦艇から流用したサリシャ式プラズマ砲を内蔵しており機体前面に砲口を持つ。

KVCT-2200

狙撃型。標準搭載砲を廃して高収束イワン粒子砲を内蔵しており機体前面に砲口を持つ。

KVCT-3000

制圧型。標準搭載砲を廃して拡散イワン粒子砲を内蔵しており機体前面に砲口を持つ。

KVCT-6000

山林地帯制圧型。標準搭載砲を廃し火炎放射機を搭載し、装甲を耐熱性に優れた素材に変更している。

KVCT-7000

戦車型。脚部を装軌式に変更し、標準搭載砲を廃し機体上部に大口径電磁投射砲1門中口径電磁投射砲を左右に1門ずつ搭載した砲塔を搭載している。

KVCT-8000

長距離火炎投射型。KVCT-6000の派生型。標準搭載砲を廃して3連曲射榴弾砲を装備し、装甲を耐熱性に優れた素材に変更している。

KVCT-8500

ISCT-1000代替型。ISCT-1000の機体にKVCTコアコンポーネントを搭載している。

KVCT-9000

長距離砲撃支援型。標準搭載砲を廃して4連大口径榴弾砲を装備している。

KVCT-12200

ISCT-2000代替型。ISCT-2000の機体にKVCTコアコンポーネントを搭載している。

KVCT-13000

近代化改修型。搭載砲を廃してCT用携帯エネルギービーム火器に対応している。

KVCT-1000-TP-2

対艦攻撃用魚雷装備型。機体上部に宇宙魚雷発射管2基を装備。

KVCT-1000-TP-4

対艦攻撃用魚雷装備型。機体上部に宇宙魚雷発射管4基を装備。

後継機[]

Behind the scenes[]

 KVCTシリーズはソ連の重戦車であるKVシリーズをモチーフにして外観デザインと設定が作られている。特にKCT-2000系はKV-2の砲塔に手足の生えた外見を持つ。この外見はパトレイバーのピッケルくんの露骨なKV2に対するパロディーのパロディーでもある。また、それ以外のKVCTの特徴である機体上面に連装砲を搭載するスタイルはデストロイドモンスターの影響を受けており設定もデストロイドモンスターの要素を取り入れている。愛称のクヴァッシア(カッシア)はロシア語事典のквから始まる単語を適当につけている。

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